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3食の分量は、できれば食事ごとに同量程度が理想的ですが、どうしても夕食が多くなってしまいます。
食事にかける時間は、忙しくても20分は取ることです。そうした食習慣で、血糖値が上昇するのを抑えたり、過度な食欲を回避できたりするからです。
いくら仕事が忙しくても、5分で食事をすませるようなことは控えましょう。
血糖値を下げるには食物繊維が望ましいので、海藻類やきのこ類はたくさん摂取してください。
ポテトやコーンは糖質に注意しながら摂ってください。糖尿病になったら、厳しい食事制限をしなければいけないと考える患者さんがほとんどかもしれません。しかし、糖尿病を患ったからといって、食べられないものは何もありません。「食事療法」のための、通常とは違ったメニューがあるのではなく、それぞれに必要な総摂取エネルギーと栄養素を工夫しながら実践することが目的です。
こうした食事療法の目的は、糖尿病の方だけに必須な条件ではなく、健康なひとも含めみんなが考えないといけないことなのです。
1日の総摂取エネルギーに関して1600kcalがふさわしいとされているひとについては、1日20単位の食品と置き換えることができますが、それぞれの栄養素が偏らないように選ぶことが大事です。
「食品交換表」には、食品だけでなく主な外食メニューも載っています。
カロリーや栄養素を参考にしておくとよいでしょう。なかには薬物療法を行っている患者さんもいると思いますが、食べるタイミングを間違えると低血糖になることがあるので注意が必要です。
旬の食べものを積極的に取り入れたメニューや、外食の仕方をうまく取り入れながら、食事療法を上手に活用してください。
年々増加する糖尿病は、上昇した血糖値を下げるインスリンとよばれるホルモンがバランスを崩し、継続的に血糖値が高いままの病気です。
人生の多くを費やす糖尿病治療の目標は正常なバランスを維持するための体重・血圧・血糖・血清脂質の管理を継続することで、例えば、網膜症・腎症・神経障害などの合併症、心筋梗塞・脳梗塞・足壊疽などの動脈硬化症を予防し、健康的な心とからだを保ち、実り多き時間を過ごすことです。
治療のための食事療法を正しく実行すれば、糖尿病合併症や動脈硬化症の発症・進行を防ぐことが可能となります。1型糖尿病・2型糖尿病・その他の糖尿病が、主な糖尿病の種類です。
そのうち、日々の食生活や生活習慣の影響は大きく最も多くの患者数を有するのが、「2型糖尿病」です。はじめは血糖値が高くても自覚症状が伴わず、その状態が継続、悪化してしまうと様々な合併症を誘発します。
2型糖尿病は不適切な食生活が大きな原因になるため、治療には食生活の見直しと改善が必要です。体重や血糖の調整に努め糖尿病性の合併症を防ぐこと、併せて悪化へ導かないことも食事療法の目的です。
人は歳とともにインスリンによる筋肉への糖の吸収が減少します。
そのため、血糖値が上昇しやすくなります。特に食後は、ブドウ糖が体内へとすぐに吸収されるため血糖値が上昇します。
血糖値上昇を抑える手段として「ベジタブルファースト」があります。食事法の一つで、食事の際は野菜から食べる方法です。
食物繊維を多く含んだゴボウやキャベツなどの野菜は、作用として他の食品の消化吸収を緩やかにします。
ご飯や麺類といった炭水化物に含まれる糖質の吸収もゆっくりとなるため、体内におけるブドウ糖の吸収を緩和します。
体内時計の乱れには2型糖尿病や肥満を伴う危険性が潜んでいます。日々の睡眠・体温・血圧、あるいは体内の糖代謝・脂質代謝といった、それらの生理機能には日内リズムというものがあり、いわゆる「体内時計」によってコントロールされています。
毎日の生活習慣は、「体内時計」に多大な影響を及ぼします。「時間栄養学」は「体内時計を考えた栄養学」を表したものです。
「どの食品をどれくらいの量摂取するか」といったこれまでの栄養学に、体内時計の特徴を踏まえた「いつ食べるか」を加えて、食事のリズムと機能性がもたらす作用について新しく研究する分野です。糖尿病予備群と言われた事のある方のなかには、「食生活を改めたいけれど、なかなか難しい、体も適度に動かしているから大丈夫」と感じてる方もいるでしょう。
大抵は糖尿病予備軍で症状が出ることは稀なので、そう考えるのも無理はないです。
そのうち、次第に境界型という糖尿病になってくると、からだの中では、すでに変化が起き始めています。例えば、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量の変化は、糖尿病予備軍の段階から見受けられます。
いろいろな栄養素を適量とるのが、糖尿病の進行を予防する食事法でもあります。
それぞれにふさわしいエネルギー量を超えることなく、調和のとれた食事摂取において参考になるのが、「糖尿病食事療法のための食品交換表」です。食品交換表では私たちが日常食べている食品を、それぞれに多く含まれている栄養素をもとにして、6つの食品グループ(6つの表)と調味料に分けて、1単位80kcalに合わせた食品の重量が掲載してあります。食品交換表を活用することで、献立づくりの悩み解消にもなります。1食あたりの糖質が40gまでというのが、「緩やかな糖質制限食」の目安です。
毎食バランスを考えて摂り、ご飯の量を減らすことが重要です。
若い人が好む「ラーメン・ライス」や「チャーハン・ラーメン」が一番不適切です。当然「カツ丼とざるそばセット」なども良くありません。
つまり、糖質ばかりのものを食べるのはよくないということです。
糖質制限の見解から種類豊富な幕の内弁当とご飯の量を半分にすることを、提言しています。
「緩やかな糖質制限食」では、カロリーはあまり気にせず、野菜・お魚・お肉といった食材もどんどん摂りましょう。
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